スープを食べる
コースの中で出てくるけれど、私達日本人は味噌汁の概念があるので、ついついスープを「飲む」と思い軽く考えてしまいがちです。欧米ではスープは「食べる」と言います。それだけ、一つの大事な一品という考えが根底にあるからでしょう。そんな位置づけのスープなので、大事なマナーがあります。
ポイントの一つ目は、スプーンは自分と反対側に少し傾けながら使うことです。スープを食べるときはスープスプーンという特別なスプーンが出てきます。他のメニューで使用するスプーンと違い、スプーンの腹の部分が浅く出来ています。これは、熱いスープがお皿から口に持っていく間に冷めるようにと計算されて作られています。浅く出来ているだけに、なかなかお皿の中でスープをすくうことが出来なかったり、お皿から口までの移動の間にスープがこぼれてしまいがちです。そこで、使う際は自分と反対側にスプーンを傾けながらスープをすくったりすると上手にできます。そのときは、スプーンは手前から奥に向かってすくいましょう。
スープ皿を手に持って飲まない
ポイントの二つ目は、スープ皿を手に持って飲まないようにしましょう。お味噌汁の文化が根付いている私達にとって、お皿を持って食事をすることは不思議とは思わない光景です。しかし、洋食マナーではお皿を持って食事をすることは有り得ないことです。無意識のうちにしがちな、この動作は気をつけましょう。例外でとっての付いたマグカップ状の入れ物に入ったスープが出てきた場合は、手に持って直接、口をつけて食べても大丈夫です。
スプーンはお皿の上に横向きに
ポイントの三つ目は、音を立てないようにしましょう。これは、スープに限らず音を立てながら食事をすることは洋食ではタブーとなっています。例外なのは、エスカルゴを食べるときなどは音を立てても良いとされています。では、どのようにすると音を立てないようにすることができるのでしょうか。スプーンの横側からか先端側からスープを吸うようにすると音を立てることがなく、スープを食べることができます。お皿のスープが残り少なくなってきたら、食器にスプーンがあたって耳障りな音を立てることになります。その際は、スープ皿の左手前側をそっと左手で持ち上げて、スープを傾けた所をスプーンですくって飲むようにしましょう。
その重要ポイントを押さえて、スープを飲み終えてほっとしていてはいけません。最後はスープを飲み終えたら、スプーンはお皿の上に横向きに置いて、食べ終わったことを示しましょう。
ポイントをはずしてマナー違反にならないように、しっかりとポイントを押さえて、おいしくスープをいただきましょうね。
